支える・押す・戻す。——全身を使うということ。
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力を出すことだけが、強さではありません。
本当の強さとは、支え、押し、そして戻すという一連の動作を、
正しく、しなやかに行えること。
それは、体の中に流れる「力の通り道」を整えるということでもあります。
GREOアームバーは、その感覚を思い出させてくれる一本です。
■ 支える——力の始まりは静けさから
あらゆる動きは、「支える」ことから始まります。
足の裏で地面をとらえ、体幹で軸を安定させる。
その上に、腕の動きが重なっていく。
アームバーを手にした瞬間、
腕だけでなく、背中や腰までもが自然に目を覚まします。
内側から生まれる反発が、体に「支えの意識」を呼び起こすのです。
体が揺らげば、力は逃げてしまう。
静かに支えること——そこに、すべての動きの基礎があります。
■ 押す——力を通す感覚
「押す」という動作は、単に腕を使うことではありません。
全身で作り出した力を、手のひらから丁寧に伝えていくこと。
GREOアームバーのスプリング構造は、
その“力の流れ”を感じ取るために設計されています。
どこで力が入り、どこで抜けるのか——。
1回の動作の中で、体がそのリズムを覚えていきます。
腕に頼るのではなく、肩・背中・体幹を連動させて押す。
それが、「全身で動く」ということです。
■ 戻す——調和の動き
多くの人は、押す瞬間に意識を集中させがちです。
けれど、力を「戻す」ことこそが、筋肉と姿勢を整える大切な動作。
アームバーは、押し込んだ後に自然な抵抗を返してきます。
その反発を感じながら、呼吸を整えつつゆっくりと戻す。
ここにこそ、体を壊さずに鍛えるための“調和”があります。
力を出し切るのではなく、力を整える。
その積み重ねが、強さの質を変えていきます。
■ 全身を使うということ
GREOアームバーは、腕を鍛えるための器具ではありません。
体のすべてを連動させ、ひとつの動きにまとめるためのツールです。
腕、肩、背中、体幹、脚——
それぞれの筋肉がどう働き、どう支え合うのか。
その感覚を体の中に取り戻すことが、この器具の本当の価値です。
使い続けるうちに、「自分の力とはこういうものだったのか」と、
体そのものを理解できるようになります。
それは、鍛えることを超えた“自分と向き合う時間”です。
■ GREOが大切にしていること
私たちは、力を競うためのトレーニングではなく、
力を正しく理解し、使いこなすためのトレーニングを提案します。
GREOアームバーは、全身の連動を感じながら、自分のペースで無理なく続けられるよう設計されています。
支える、押す、戻す——。
この3つの動作の中に、人間の体が持つ本来の可能性があります。





